借金は身を滅ぼす・続編ブログ 第2回

 

この物語の前提として、主人公などの名前以外はすべて”事実”です。

 

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<目次>

1、ブログ掲載にあたって

2、「借金は身を滅ぼす・続編ブログ」の人物紹介

3、本編(2018年3月~)

 

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ブログ連載にあたって>

 はじめまして。このブログは「借金をしている人」「借金を考えている人」たちに是非読んでいただきたいです。

というのも、作者である私は「借金によって身を滅ぼした1人」だからです。

この「ブログ」は「2014年3月」から物語がスタートしています。
作者である私はいったい今どこを彷徨っているのか?

 

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<人物紹介>

名前 :山中裕太(仮名)

生年月日:1994年4月11日 26歳 

地元 :大阪

略歴 :大阪に生まれる。

家族は父・母・兄・兄・姉。

 

高校卒業後、大手ガス器具メーカー就職。 

入社後、製造から営業に異動となった。

 

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<2014年4月>

 

会議室…

俺:「あの、僕なにかしましたか?」

オドオドしながら聞いた。

 

上:「聞いたよ。○○くん(先輩)から」

 

俺:「え?」

 

上:「また辞めたいと話していたそうだね。」

 

俺:(また…?)

知るはずもない。前回も今回も上司に話していないのだから。

 

上:「2度目はないからね、はい、これ退職手続きの書類」

 

俺:「あの、なんで知ってるんですか?」

 

上:「○○(先輩)くんから報告を受けていてね。」

「今回で2度目だ。だから退職してもらおうと思っている。このまま続けていても、またこの話をするだろうし、仕事に身も入らないだろうしね。」

 

俺:「いや、あの……はい、わかりました。」

ショックでなにも言えなかった。

 

1番仲の良かった先輩に裏切られていたのだ。

 

この時、全てが真っ白になった。

次の仕事どうしようだとか、

親に怒られるだとか。なにも考えられなかった。

 

その日はなにも出来ず、そのまま家に帰った。

 

 

<2009年2月>

中学2年生…

ラグビー部に所属していた。

市立だったが、中学では強豪校だった。

 

身体は小さく155cm前後。それでも監督にガッツを買われ、レギュラーを任されていた。

 

勉強が苦手で成績は特別わるかった。

 

クラスで下から10番目以内。

 

学年で見ても下から数えた方が早かった。

 

それでも常に学級委員などを務め、頭が悪いながらも優等生を貫いてきた。

 

別に嫌々やっていたわけではない、好きでやっていたのだ。

 

担任の先生から呼び出された。

 

先:「山中、生徒会長をやらないか?」

 

俺:「生徒会長ですか?いや、会長というより、副会長とか、他の役割の役員に入るつもりでした。僕はその方が合っていると思うので…」

 

先:「他の先生と話していて一致したんだ。お前なら皆んなをまとめられると思うし、適任だと。とは言ってもやるか決めるのは山中だし、やらせるか決めるのは生徒だけどな。まぁ、考えておいてくれよ。」

 

俺:「わかりました。」

 

そもそも成績が悪いので内申などなにも考えていなかった。

 

今でも分からないが、内申がどれだけ重要なのか全く理解していなかった。

 

生徒会役員にはなりたかったが、

 

役職なんてどうでも良かった。

 

でも、だからこそ生徒会長になろうかなと考え、

 

生徒会長に立候補した。

 

生徒会長に立候補したのは2人。

 

生徒会長以外は全員無投票で決定。

 

生徒会長だけは決選投票となった。

 

相手はバスケットボール部の部長。

 

もちろん友好関係もあり、信頼も厚い。

 

私自身はただのラグビー部員、友達関係も広く浅くという感じだった。

 

俺:(あぁ、これは負けたな。)

 

そう思った。

 

しかし、隣にいた相手を見れば、

 

椅子に座った状態でポケットに手を入れ、

 

足を伸ばしていた。

 

余程、余裕だと思ったのだろう。

 

演説が全て終わり、みんなが教室に帰っている時に、

 

学校で1番怖いと評判の先生が来て相手に向かって体育館に響くくらいの怒声でこう言った。

 

先:「お前生徒会長なりたいんちゃうんか!そんな態度でみんなの前おって受かると思ってんのか?」

 

隣にいた俺が1番びっくりした。

 

こういう時自分が怒られたと思ってしまうタイプだからだ。

 

投票が終わり、

 

開票され、当選発表は校内放送で流された。

 

『生徒会長、山中裕太くん』

 

僕は小さくガッツポーズした。

 

みんなにはおめでとうと言われた。

 

本当に思っているのかわからない。

 

 

ある時期からいじめに遭っていた。

 

危害こそ加えられていないが、

ある日突然、一定の人たちから無視されていた。

 

理由はわかる。

 

中学1年生の秋に初めて彼女ができた。

テニス部の少しだけやんちゃな女の子。

 

2ヶ月付き合ってフラれた。

 

その2ヶ月後に彼女ができた。

 

他校の女の子。ラグビーの先輩の友達だった。

 

しかしすぐに別れた。

 

その後にも彼女ができて付き合った。

 

またすぐに別れてしまった。

 

彼女が欲しくて付き合っていた訳ではない。

 

好きだったから付き合っていた。

 

振る事の方が多かった。

すぐに飽きてしまうのだ。

 

そんな事を繰り返していたら、

 

女の子の間で噂が広まったのだろう。

 

『あいつはすぐに女を捨てる奴。』

 

いじめられる原因は自分にあった。

 

周りが信じられず孤独な学校生活が始まった。

 

 

<2014年3月現在>

 ・借入先:0件

 ・借入金:0万円

 ・毎月の支払い:0

 ・貯金残高 : 60万円